安くていい家が欲しいとはだれもが思うもの。
お金をかければやりたいことを全部やって、性能のいい家を建てることができますがそんなことできません。
家って家電製品のように値引きをしてもらえるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
家の値引きってしてもらえるのかなぁ
結論から言うと、家の値引きは可能です!
実際に、私たちも家の値引きをしてもらうことに成功しています。
が無理な値引きは気を付けないといけないなとも感じています。
建築費に含まれているもの
まずは、建築費に一体何の金額が含まれているのかということをお話しします。
ここでは、家の値段だけの話をしますので、土地代やライフライン関係、外構関係のお金は含まないものとして考えてください
簡単にまとめると、建築費に含まれているものをこの3つに分けることができます。
値引きするとしたらこのどれかを削減するか、少しずつ削減するかということになりますね。
それぞれが削減されたらどうなるのかということを考えてみたいと思います。
※あくまで主観ですので、必ずそうだとは限りません。
材料費が削減されたらどうなるの!?
もし材料費が削減されたらどうなるかということですが、考えられるのは目に見えないところの部材がランクの低いものになるということですね。
見える部分を安いものにしてしまうと、もちろん施主にばれますから見えない部分を下げるしかありません。
断熱材やルーフィングなどなかなか目に見えない部分はありますから、その部分が変わることになりますね。
無理な値下げを要求してしまうと、家の性能が思っていたよりランクが下がってしまう可能性につながります。
人件費が削減されたらどうなるの?
建築での人件費は人数もそうですが、完成までの日程も影響してきます。
そうなると人件費を減らそうと思ったら
①少ない人数で頑張って建ててもらう
②工期が短くなるようにスケジュールを組んでいく
となるのかなと思います。
安全性の面もあるので①は考えにくいです。そうなると、工期が短くなるようにスケジュールを組むことになりますが、大工さんも人間ですから無理のあるスケジュールで終わらせようと思うとミスが出てしまうかもしれません。
そのミスは結局私たち施主に降りかかってきます。
無理な値下げを要求すると、余分にメンテナンスや修理にお金がかかってしまうということにつながってしまいます。
ハウスメーカーの利益が削減されたらどうなるの?
これはただ単にその会社の売り上げが減るだけです。
ハウスメーカーも経営を続けていくためには一定の利益を出さなけらばいけませんから、この部分を無理やり下げることはできないと思います。
値引きのウソ?ホント?
これは、私たちが実際にとあるハウスメーカーで聞いた話ですが、そこのハウスメーカーは「うちは値引きは一切していません。」と担当の方が説明してくれました。
その理由としては、もともと安い値段で提供していることと値引きによって不公平感が出てしまわないようにということでした。さらには
「値引きをしようと思ったら、最初に高い値段で提示すればいいわけですからね」
と何とも正直に話してくれました。その説明から考えられるのは、1回目の見積もりの段階では値引きすることを考えて値段を提示しているということです。
もともと3000万で売るつもりのところを初めに3100万と提示してしまえば、「頑張りました!」と言って100万減らしてもハウスメーカーは痛くもかゆくもないわけですね。
どこもかしこもそうしているとは考えにくいですが、そういう可能性もあるということですね。
ぼち家の場合
では、私たちは実際どういう流れで値引きになったのかということをお話しします。
値引きしてもらえた大きな要因は2つです。
その1 あらかじめ予算を伝えていたこと
その2 いくつかの会社に見積もりをもらっていたこと
あらかじめ予算を伝えること
これは大きな要因ではないかもしれません。なぜなら、予算はどの会社にも初めの段階で伝えているからです。事前のアンケートの段階で答えています。
その段階で「うちではその額では思っているようなお家は建てられないです」と正直にお話ししてくれるところもあります。
私たちは家の予算をある程度決めていました。
Youtubeを見たり、FPへ相談したりして自分たちに無理のないローンはいくらまでなのかということを考えた上で希望額を伝えています。
金利によって微妙に無理なく借りられる金額は異なりますから、年収○○円なら□□円までローンが組めるとはお話しできませんが、ネットで調べれば住宅ローンのシュミレーションもできるのでそちらも参考にされてはどうでしょうか。
私たちの場合、当初提示された値段は希望額より結構出ている部分がありました。
今回は、その予算に少しでも近づけるためにということで頑張ってもらっている部分もあるので希望額をはっきり伝えることは大切です。
いくつかの会社に見積もりをもらうこと
これは単純に競争させるという意味でも大切です。
1社だけでなくほかにも候補があるということで、少なからず頑張ってくれる部分もあります。
「A社は○○円でしたよ。」と価格をちらつかせる必要はありません。
聞かれたらだいたいで答えるのはいいかもしれませんけどね。
担当の人にもよるのでしょうが、できる限り頑張ってくれるというのが私たちが経験して感じたことです。
まだ完成していませんが、チェックハウスにしてよかったなと今でも感じています。
今では、一括で資料を請求したり相談に乗ってくれるようなサイトもありますから、どこにしようか悩んでいる人はそう言ったサービスを利用するのもいいかもしれませんね。
無理な値引きにならないように
こうして私たちも結果的には値引きをしてもらえたわけですが、どの会社にも限界はあります。
無理な値引きを要求することで自分たちの住宅の質が下がってしまうのも嫌ですよね。
では、無理な値引きにはならないけれど、家にかけるお金を少なくしたい時にはどうしたらいいか考えてみたいと思います。
キャンペーンを利用する
ハウスメーカーの中にはある時期を限定にキャンペーンを行っているところがあります。
「照明代プレゼント」「○○円分の家具プレゼント」などですね。
建物自体の値段は下がらなくても、新居に住むために必要な総額を減らすことができます。
家を建てる金額だけでなく、それ以外にかかる金額にも目を向けてみるものいいですね。
キャンペーン以外の面でおまけしてもらう
ハウスメーカーにもよると思いますが、自社製品をおまけとしてもらうことで総額を下げることができるかもしれません。
建築費では下げられないけれど、リビングに入れるソファなら値引きができるとかテレビ台なら値引きができるなどハウスメーカーによってできることがあるかもしれません。
どうしても予算が厳しいけれど、そのハウスメーカーで建てたい!と思ったのなら相談してみるのもいいかもしれません。
間取りを見直す
元も子もありませんが、部屋の広さを少し小さくするだけでも値段は大きく変わります。
例えば坪単価50万円のハウスメーカーだと、
リビングを1帖減らすだけでも25万円の削減になります。それぞれの居室を0.5帖ずつ小さくするだけでもちょっとずつ値段は下がっていきますよね。
すべてをメーカーさんの努力に任せるのではなく、自分たちが妥協することも大切です。
私たちも値引きもしてもらっていますが、間取りの見直しということも行って総額を少しでも減らすようにしています。
まとめ
初めにも書きましたが。家を建てるときも値引きは可能です。もちろんメーカーさんによりますが。
ちょっとでも値引きしてもらえたらラッキーくらいの気持ちの方がいいかもしれませんね。
それでもどうしても予算がはみ出てしまうという人は、間取りの見直しや総額を減らすということを考えてみてはどうでしょうか。
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