床が決まってきたらドアも決めていくよ
実際には、ドアと床は同じタイミングで決めることになると思います。
家のドアについて考えることはなかなかないと思うので、一度考えてみてはどうでしょうか
ドアの種類
ドアといっても本当にたくさんの種類がありますが、家でよく使う基本的な形は6つくらいに分けられると思います。
片開き
こういうやつですね。
こういった片開戸の場合、右開きか左開きかということも間取りを考えるうえでは大切になります。
右開きだと、動線をふさいでしまうが左開きにすれば解決するなんてことがあります。
また、扉が開くスペースを考えておくことも必要になりますね。
両開き
両開きは見ての通り、両方に開くものです。
クローゼットや、下駄箱などの収納に使われているのをよく見ます。
片開と同様に、扉の前のスペースを確保しておかないと開くことができません。
両方の扉を一度に開くことができるので、間口を大きくとることができます。
折れ戸
漢字の通り、折れながら開く扉です。
収納スペースで見ることが多い気がします。
片開き戸や両開き戸に比べて、開けたときのスペースが少なくて済むので、開けたときの圧迫感が少なくて済みます。
写真のものは2枚折れ戸と呼ばれるものですが、これの半分のサイズの1枚折れ戸~4枚折れ戸まであります。
片引き戸
右か左どちらか一方にスライドさせて開く扉が片引き戸です。
扉が開く分のスペースがいらない、開けっ放しにして開放考えられやすいのがメリットですね。
デメリットとしてはレールの掃除をしないといけないことや、その分の段差ができてしまうことかもしれません。
写真は、扉が1枚だけですが、2枚、3枚と連動して開く片引き戸もあります。
また、下にレールがあるのが嫌という方には、上吊り式の片引き戸もあるのでそちらがいいかもしれません。
引き違い戸
昔ながらの和室で使われていることが多いかもしれませんね。ぼち家の実家も和室は引き戸です。こんなおしゃれな扉ではなく襖ですが・・・
子どもの時によく、隙間で小指を挟みましたよね。
片引き戸と同様に、前後にスペースがいりません。開けっ放しにしてもスペースを取らないので開放感が得られやすいです。
右にも左にも開くことができるのもメリットの1つだと思います。
引き込み戸
基本は引き戸と同じですが、引き込み戸は壁と壁の間に扉が収納されるような扉です。
開いてしまえば、扉はなかったように見えるのでスタイリッシュなお部屋になります。
一方で、開ききったときにとってとなる部分が隠されてしまいます。
横部分から小さな取っ手が出せるようになっていますが、それが面倒くさいと感じる方もいるかもしれません。
対策としては、あらかじめ取っ手の部分の壁をくぼませて作ってもらうということができます。
デザイン
ドアのデザインは本当にたくさんあります。
上の写真にあるように一部分がガラスになっていて外からの光が取り込めるようになっていったり、全くガラスがないものもあります。ガラスの枚数も、位置もそれぞれ微妙に違って悩むかもしれません。
トイレでよく使われるのはトイレドアといってドアの上部の隅に小さな丸い窓があって電気がついているかどうか判断できるものです。
ぼち家も非常に悩みましたが、扉の中央にガラスが1枚入っているもの、全く入っていないもの、トイレドアぐらいの3種類にしました。形は場所に応じて設計士さんと相談しながら決めていきました。
まとめ
どのドアもメリットデメリットがあります。まとめるとこんな感じです。
メリット | デメリット | |
片開き戸 | すっきり見える | 開いた時のスペースや掃除が若干しにくい |
両開き戸 | 間口が大きくとれる | 片開き戸と同じ |
折れ戸 | 開けたときの圧迫感が少ない | 掃除のことを思うとやはり掃除がしにくい |
引き戸 | 開けっ放しにしたときに開放感が大きい 掃除がしやすい | 壁にドア2枚分のスペースを使うので片開き戸に比べると デザインがすっきりしない 指を挟む(笑) |
引き違い戸 | 開けっ放しにしたときに開放感が大きい 左右どちらにも開くことができる | ドア2枚分のスペースが必要になる 結局どちらかしか開かないことが多い |
引き込み戸 | 扉がないように見えるのでオシャレ 片開き戸のメリットと引き戸のメリットを両方手に入れたようなもの | 壁が薄くなってしまう 引き込まれた部分の掃除ができない ドアの出し入れがちょっと不便 |
どこにどんなドアを使うといいかということも担当さんや設計士さんも詳しいですから、アドバイスをもらいながら素敵なおうちづくりを進めていってくださいね。
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