竹垣DIY編第3弾
今回は、竹垣用の竹を準備します。
①竹の伐採時期
②伐採する竹の選び方
②竹垣用に加工する
以上3点をお伝えします。
竹の伐採時期
竹は一般的には、寒くなりだした頃に切るといいそうです。
というのも、暖かい季節は根から吸い上げた水分や養分がまだ竹の中に残っているため、腐りやすかったり虫の被害を受けやすくなったりするそうです。
寒くなりだすと、竹の活動も穏やかになってくるのでその心配が少なくなるそうです。
我が家の場合は11月後半からぼちぼちと切り始め、20mの竹垣分を切り終わったのが3月ごろになりました。
色々調べていると、伐採後すぐに使うのではなく、3か月ほど日陰で乾燥させておくと丈夫な竹垣になるのだとか・・・
我が家は乾燥期間が長くなってしまったがためにのちのち大変なことになりました。
それはまた、後半でお伝えします。
伐採する竹の選び方
①節の近くにチョークの粉のようなものが付いているものは避ける。
実際に竹を見てみると、竹の節に白い粉が付いているものと、そうでないものが分かると思います。
この白い粉は、伸びて1年目の竹についています。
成長の早い竹の子は、半年もすれば10m以上に育ちます。
しかし、素材として使うには1年目の竹は頑丈さに欠けるので大きくなってから3年は過ぎたものを選びます。
実際に竹林に入るとどれが何年目かわからないので、「1年目のものは避ける」とだけ覚えておきましょう。
②できるだけまっすぐなものを選ぶ
竹垣にしたいのでまっすぐに越したことはないのですが、なかなか都合よく生えていません。
しかし、あまりにも曲がりすぎていると非常に使いにくく、また、割りにくいので切る前に下から覗いてまっすぐそうなものを選びます。
③太すぎるものもやめた方がいい
厚みがそろわなくてもいい!という方は気にする必要はありません。
太すぎる竹は、割りにくく竹垣にしたときに段差ができてしまいます。
全部にこだわってしまうと、そもそも材料がそろわないということになってしまうので、いいところで妥協してくださいね。
伐採した竹を竹垣用に加工する
今回作成した竹垣はこんな感じです。
建仁寺垣(けんにんじがき)と呼ばれるものです。
1枚の竹の板の幅が4~5cmのものをきれいに張り付けていくものです。
そこで、切ってきた竹を細いもので4等分、太いものだと8等分くらいにします。
できれば、竹を切る時点でだいたい同じ太さのものを選んでおくとそのあとの作業が楽ですが太さが違ってもそれはそれできれいなので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。
竹を割るには、竹割やナタを使います。
私は基本竹割でやりましたが、太すぎる竹はナタを使いました。
竹割はなるべく直径が大きいものを使えるといいですが、お値段も上がります。
最低でも直径が165mmはあったほうがいいです。
ナタに関しては今後の作業でどうせ必要になるので、好きなものを購入するようにしてください。
竹割の作業は以下の通りです。
①竹割または、ナタで竹を割る。(一枚4~5cm幅になるように)
②節を落とす。
写真を撮り忘れました・・・割った竹の裏側をナタで切り落としていきます。
③幅をそろえる。(お好みで。おすすめはしません。)
必要な本数の計算方法
竹垣を作るとして、一体何本の竹を切らなければいけないのか。
と思った時に使うのが、小学校で習う円周の公式です。
そうです。直径×3.14です。
孟宗竹の直径の平均が15cmとして、一本あたり15×3.14=47.1
になるので、竹1本あたり約47cmの竹垣ができるということです。
今回は20m作るので、2000cm÷47=42.55…
ということで43本の竹を切れば竹垣が完成するというわけです。
次回は実際に組み立てる様子をお伝えします。
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