竹を伐採した後ってどうしていますか?
今日は処分の方法としての野焼きについてやり方や、気をつけること、あったらいい道具を紹介します。
野焼きは、原則禁止されています。法律、自治体の条例に従って行うようにしてください。
野焼きの準備
野焼きは一歩間違えれば大きな火事になってしまいます。
事前にきっちりと準備をして行いましょう。
消防署への届出
自治体によって形式は違うかもしれませんが、野焼きが火災と間違われても大丈夫な様にあらかじめ消防署に計画書を提出します。
記入する内容(例)
・届け出た人の住所・氏名・電話番号
・実施予定日
・実施場所
・焼却物および目的
・消火準備
お住まいの地域のホームページを確認すると申請書の様式がダウンロードできたりします。
また、申請書を出さなくても直接電話で伝えるだけでOKのところもあります。
管轄の消防署に聞いてみるのが確実です。
天候チェック
天気も重要です。天気予報を気にしましょう。
こんな日は、やめておきましょう。
・風が強い
・乾燥している
風が強い日に野焼きを行うと火の粉が思わぬところへ飛んでしまいそこから火事になります。
また乾燥した日は、ものが燃えやすくなりますので注意が必要です。
消火準備
野焼きを終える際に消火のために水をかけます。
どれぐらいの規模の野焼きを行うによりますが、大量の水を準備してください。
目安として、直径2mくらいの野焼きで200Lは必要でした。消えた様に見えても燻っている炭もありますから余裕を持っておいてください。
ポリタンクに水を貯めて持っていってもいいですし、野焼きする場所にドラム感や大きいポリ容器を設置してそこに雨水を貯めていく方法もあります。古いバスタブと言う選択肢もあります。
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消火用の水の準備
まずは、野焼きエリアの4方を目安に水を汲んだバケツを置いておきます。
もしも延焼してしまったときに素早く対応するためです。
何箇所かに分けて水を置いておくことで初期対応が早くすみます。
竹を組んでいく
竹の組み方にもコツがあります。
空気が入らないとものは燃えないので、空気が入る様に井げたに組みます。
図の様に中心に新聞紙の様に燃えやすいものを入れてその上に乗せる様に組んでいくのもいいと思います。
太い青竹は、火がつきにくいので初めは入れません。
初めは、枯れ竹と笹の部分から燃やし始めましょう。
着火
竹が組めたら着火します。
新聞紙を入れている場合は、火が消えてしまわないように、何箇所かに分けてつけると自然と笹に火が移って燃えていきます。
どんどん燃やす
一度火がつけば、どんどん竹を入れていきましょう。
火が大きくなれば青竹を入れてもどんどん燃えていきます。
笹を入れると燃える音と共に一気に火が大きくなります。
火力が弱らない様にどんどん入れていきましょう。
竹を入れるときは、太い方から入れるといいそうです。
太い方から入れることで、燃やし切れなかったということが減ると近所のおじいちゃんに聞きました(笑)
細い竹は後からでもすぐに燃えてしまうので、火力の強いうちに太い竹を入れましょう。
時々、燃やしている竹を押し込んだり、一度抜き取って場所を変えたりしながらできるだけ燃えやすいように管理します。
炭を広げていく
燃やしたい竹を入れて、ひと段落すれば炭の山ができています。
そのまま燃え尽きるまで見守ってもいいのですが、時間の都合上消して帰りたいですよね。
水をかけて消しやすい様に、レーキを使って炭を広げていきます。
炭になっていてもかなり熱いので気をつけてください。
消火
帰る前にきちんと消火します。
準備しておいた水を全体にかけ、鎮火していきます。
初めは、水をかけてもしばらくすると炭がまた白くなってくるので、白い部分に水をかけましょう。
白い部分がなくなっても、まだ煙が出ている部分があるので、そこを目掛けて水をかけます。
時々レーキで炭を広げてみると、まだ中は鎮火できていないことがあるので、煙が出ている部分を広げてそこに水もかけましょう。
消火ができれば、野焼き終了です。
お疲れ様でした。
野焼きで気をつけること
すぐ消火できる様に水を用意するのはもちろんですが他にも気をつけたほうがいいことがあるのでまとめます。
・火の粉の行方をしっかりみる。
・化繊の服は溶けるのでできれば綿素材の服を着る。
・できれば2人以上でやる。
・知り合いで経験者がいれば、教えてもらう。
せっかくなら野焼きを楽しもう
これは、私たちに野焼きを教えてくれた人おすすめの野焼きの楽しみ方です。
それはズバリ、焼き芋です!
焚き火で焼き芋はかなりベタだと思いますが、火が消えていくのを見守りながら食べる焼き芋はすごくおいしいです。
蜜が溶け出る美味しい焼き芋です。
■作り方(所要時間1時間程度)
①芋を洗う。
②洗った芋を濡れた新聞紙で包む。
③キャンプ用の厚手のアルミホイルで②を包む。
④ステンレス製の寸胴に入れる。
⑤ステンレスの鍋ごと野焼きをしているところに放り込む。
⑥1時間ぐらい経てば完成
必要な道具
野焼きをするときに必要な道具を紹介します。
レーキ
炭を広げたり、燃えている竹を押し込んだりするのに使います。
これがあるとギリギリまで火に近づかなくても作業ができるので安全です。
フォーク
枯れ草を運んだり、燃えている竹を運んだりするのに使います。
これを使うと1度に大量の草を運ぶことができます。
春先になると、枯れ草や刈り取った草を運ぶときに必須です。
素手で掴みにいくと、マムシに噛まれることもあるそうです。
革手袋
火を扱うので、火に強い手袋があったほうがいいです。
ゴム手袋だと溶けるのでダメです。
キャンプ用品にある様な革手袋を準備しましょう。
バケツ
水を撒くのに使います。素材はトタンでもプラでもいいと思いますが、熱いものや火のついたものをいれるならトタンのほうがいいでしょう。
ポリタンク
大量の水が必要になるので、野焼きの場所にタンクを設置できない場合は、家から汲んでいくか湧水を利用します。持ち運ぶことを考えると20Lのタンクぐらいがギリギリかもしれません。
焼き芋を楽しむなら
寸胴
火に放り込んでも大丈夫なようにステンレス製の鍋にしましょう。
蓋をロックできると不意に倒れても安心です。
厚手のアルミホイル
キャンプで使う様な厚手のものが必要です。
普段の料理で使う様な、アルミホイルだと薄すぎてだめです。
厚手のものなら5、6回は繰り返し使えます。
まとめ
くれぐれも野焼きを行う際は、法律や自治体の指示に従ってください。
なんでもかんでも燃やしていいというわけではありません。
大量の竹を処分できるメリットもありますが、危険もあります。
安全に気をつけて、野焼きを行ってください。
また、専門業者に頼むのも一つの方法だと思います。
最後までありがとうございました。
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